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被災建築物応急危険度判定員

被災建築物応急危険度判定員講習会に行ってきました。

H24年9月25日、東京都庁で行われた被災建築物応急危険度判定員講習会に行ってきました。

首都直下地震が懸念されています。地震後で建築物が被害をうけた場合、被災建築物の所有者や居住者がその建物の安全性を自ら判断するのは困難です。多くの人々が余震等による二次災害に合わないよう、倒壊などの危険の有無を見極める判断員として登録するための講習会でした。

東京都では1万人の建築士の登録を目標としていて、現在では目標を上回る方が登録をされているそうです。
災害3
結設計室からは3名登録しました。

実際に行う作業としては、地震後、判定員が2人1組で被災地を回り、「危険」「要注意」「調査済」のステッカーを建物に貼っていきます。
壁の剝離や亀裂により落下の危険、建物の傾き、不同沈下、自分の建物は大丈夫でも近隣の建物の破壊による影響はないか等、建物の構造(木造、鉄骨造等)ごとに各項目をチェックし、危険度をチェックします。災害1
そして建物にこのステッカーを貼り、もし住まれている方がいたら、判定結果をお知らせします。

判定グッズです。災害2
建物の傾きを調査する下げふり、クラックの幅を測るクラックスケール、打診音により剥離を調べるハンマーなどあります。ヘルメットは必需品ですね。そして、講習を受けた判定員であることがわかるように判定員登録証も携帯します。

東京都では、地震による被害の軽減のために建物の耐震化や、家具の転倒防止の推進を進めています。
被害を最少に食い止めたいですね。

実際に活躍する日がこないといいのですが・・・でも、地震が起こると考え、防災について日頃から考えておくことが大切ですね。

大橋

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2012年09月27日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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